慢性的に起こる耳鳴りの症状と治療
機能の低下と、滋養の不足が耳鳴りを引き起こす(気血両虚)
気と血は、ともに脾胃でつくられ、いつもペアで活動しています。
したがって、脾胃の機能が低下して気が不足すると、血も不足するようになります(「気血両虚」)。
耳や脳に必要な熱や滋養が不足するため、耳鳴りが起こるほか、疲労、倦怠無力、息切れ、頭のふらつき、目のかすみ、どうき、睡眠障害、顔面蒼白、手足のしびれ、爪につやがない、経血量減少といった症状をともない、舌が淡い色になって肥大せず、脈が細く無力になります。
このような場合は「人参養栄湯」や「加味帰脾湯」「四物湯」などで気や血を補います。
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