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執筆者の写真kampo shinsendo

耳鳴り その20

慢性的に起こる耳鳴りの症状と治療



機能の低下と、滋養の不足が耳鳴りを引き起こす(気血両虚) 



 気と血は、ともに脾胃でつくられ、いつもペアで活動しています。



 したがって、脾胃の機能が低下して気が不足すると、血も不足するようになります(「気血両虚」)。



 耳や脳に必要な熱や滋養が不足するため、耳鳴りが起こるほか、疲労、倦怠無力、息切れ、頭のふらつき、目のかすみ、どうき、睡眠障害、顔面蒼白、手足のしびれ、爪につやがない、経血量減少といった症状をともない、舌が淡い色になって肥大せず、脈が細く無力になります。



 このような場合は「人参養栄湯」や「加味帰脾湯」「四物湯」などで気や血を補います。

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