「耳鳴り」の中医学の考え方
からだの活動は五つの内臓を中心に行われる その1
中医学では、ものごとには物質的な要素である「陰」と、機能的な要素である「陽」があると考え、これにしたがって精・血・津液を陰に、気を陽に分けています。
からだの活動は、「五臓(腎・肝・心・脾・肺)」の陰と陽が平衡し、助けあい、制約しあいながら発展することによって行われます。
五臓をはじめ、「六腑(膀胱・胆・小腸・胃・大腸・三焦)」やそのほかの器官、組織などが正常に働くためには、滋養やうるおいを供給する基本物質(陰)が十分にあり、しかも正常に働かなければなりません(陽)。
この陰と陽を合わせたものが「正気」で、病因物質(邪)を除き、病気を治すための基本機能です。
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