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執筆者の写真kampo shinsendo

耳鳴り その4

「耳鳴り」の中医学の考え方



からだの活動は五つの内臓を中心に行われる その2



 精は成長や発育、成熟、老化といった、生命エネルギーのおおもとになる基本物質であると同時に、気・血・津液につくり変えられて正気の基礎になります。



精は、両親から受け継いだ「先天の精」と、飲食物が脾胃で消化吸収されたのちに五臓の働きによってできる「後天の精」からなり、腎にたくわえられます。



また、気は生理機能、血は滋養物質、津液は正常な水液で、飲食物からつくられたり、精からつくり変えられてできます。



反対に、気・血・津液の精製された部分は精となって腎にたくわえられます。

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