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執筆者の写真kampo shinsendo

耳鳴り その8

突然起こる激しい耳鳴りの症状と治療



侵入した病因物質が急性の耳鳴りを起こす(風熱) その1



 病因物質(邪)に対する抵抗力(「衛気」)は腎で生まれます。



 また、肺は腎と協力して呼吸活動と水分代謝を行い、衛気を体の表面に送り出します。



 病気による消耗や食生活の不摂生、過度のセックスなどで腎の機能がおとろえると、正気も低下した状態になり、「風邪」が「熱邪」や「寒邪」をともなって経脈に侵入しやすくなります。



 寒邪は体内で熱邪に変わります。



 風熱の邪が経脈をふさぐと、激しい耳鳴りが突然起こります。



 強い難聴や悪寒、発熱、頭痛、関節痛、耳のかゆみをともない、舌が紅くなるほか、浮いたような脈をふれます。



さあこの様なときには、どんな漢方薬が良いのでしょう。



それは、明日。

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