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執筆者の写真kampo shinsendo

肥満 その3

肥満 その3

【肥満】 その3



【痰湿内蘊】



暴飲暴食・摂取量の過多・美食・脂っこいものや甘いものの撮りすぎ・不規則な食事時間・よく噛まずに飲み込むことが多く早食いなどが原因で、脾の機能が停滞するために飲食物が有益な水穀に変化して運輸されず、痰湿となってからだの各所に蓄積するので、肥満となる病態です。



痰湿とは、代謝されないで体内に沈着する脂肪やコレステロールなどに相当し、これがさらに代謝や機能を阻害するために、さらに肥満が進ことにつながります。



症状は、基本的にはよく食べ肥満し、からだが重だるい・動くと疲れやすい・頭がボーッとして眠くなる・暑がり・便秘ぎみ・厚い舌苔・脈が有力などがみられます。



治法は、痰湿の代謝を改善し除去、脾の運輸機能を高め、胃腸管内に溜まった積滞を瀉下によって除く《祛痰化湿・健脾・通腑》を行います。



処方は、平胃散・二陳湯・防風通聖散・大柴胡湯など。

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