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執筆者の写真kampo shinsendo

肩こり その3

今日もとても素晴らしくいいお天気です。



いつもご来訪感謝します。



【清陽不昇】



疲労蓄積・先天的虚弱・老化・慢性病などで気が不足し、軽清昇発の作用の気である清陽が上昇せず、人体上部まで栄養されないために肩こりが生じる病態です。



虚血性の肩こりに相当します。



症状は、肩はこるが局所は柔らかくてこりが認められず、元気がない・疲れやすい・立ちくらみ・脈が弱いなどを呈し、ゴロゴロして横になっていると肩こりが軽減します。



軽いマッサージや緩やかな灸などがよく、強い刺激は避けた方が賢明です。



いわゆる「もみ起こし」を起こしてしまうのが、このタイプの肩こりなのです。



治法は、元気をつけ気力を増して陽気が上昇できるようにする《益気昇陽》を行います。



処方は、補中益気湯です。

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