胃のつかえ その3
さまざまな原因で消化吸収力が衰え胃のつかえが起こる
実の胃のつかえは急に起こって一時的なものが多く、虚の胃のつかえはくり返し慢性的に起こることが多いのが特徴です。
ただし、それぞれの病因は互いに関係が深いので、実際には虚と実がからみ合う「虚実挟雑」の状態で胃のつかえが起こるケースが多くみられます。
たとえば、食生活が不摂生な人は脾胃の機能を傷つけやすく、また、おいしいものやあぶらっこく味の濃いものばかりたべていると、脾胃の機能が十分に発揮できなくなって、水分代謝が悪くなります。そのため、からだに必要のない有害な水分(湿・飲・痰)が生まれ、これが脾胃の昇清と降濁を妨げる原因をつくります。
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