胃の痛み その1
胃の痛みのメカニズム
からだの中の「気」が停滞すると痛みが起こる
中医学では、気体や液体に転化しながら体内のあらゆるところに栄養を運んでいる「気」が滞ると、痛みが起こると考えています。
そのため、胃の痛みに関する治療も「通じさせる」ことがポイントになります。
通じさせる役割をもつ臓は、精神・情緒をつかさどる「肝」です。
肝と「脾胃」の関係は密接で、肝の働きが停滞すると脾胃に問題が起こり、脾胃が機能停滞を起こすと肝に十分な栄養を与えることができなくなるという相互関係があります。
ストレスや悩みがあると胃腸の調子が悪くなり、胃腸の調子を崩すとゆううつになるのは、まさに肝と脾胃の関係を表しているのです。
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