胃の痛み その10
気や血のバランスが崩れている場合の治療
からだの中をめぐっている気や血のバランスが崩れて胃潰瘍が引き起こされた場合には、次のような治療法が考えられます。
ストレスや心配ごとが原因で気が滞り、血の滞りまで引き起こしてしまった場合には、「逍遥散」か「四逆散」に「療方調血」を加えたものを使います。
もともと胃腸が弱かったり、不摂生な食生活を続けたために、気が不足して血まで滞ってしまうことがありますが、こういう場合は、脾胃の気を補う「療方昇陽」や「療方健脾」を使います。
不足している気を補えば、血の滞りも自然に改善され、痛みもなくなるからです。 気も血も不足している場合には、「人参養栄湯」や「帰脾湯」などがよく合います。
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