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執筆者の写真kampo shinsendo

胃の痛み その15

胃の痛み その15



ゲップやため息も診断の基準になる



 胃潰瘍の診断方法は、痛みのほかにゲップやため息、つかえ、張り、酸っぱい水が上がってくるかどうか、吐血・下血の有無などが基準になります。



 ゲップやため息は、おなかが張って苦しいときに出ます。



 精神的な問題が大きく、気が不足している場合には小さなため息やゲップを繰り返すという特徴があります。



 また、胸からのどにかけてつまったような感じがあり、ゲップが出そうで出ない場合には、脾胃に滞っている水が原因と考えられます。

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