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執筆者の写真kampo shinsendo

胃の痛み その16

胃の痛み その16



胃のつかえ、酸っぱい水が上がってくるという症状 



 胃はふだん下に向かって働く性質があり、脾は上に向かう性質をもっています。



 この性質によって食べものが消化・吸収され、からだじゅうに栄養がめぐっていきます。



 この運動形態が崩れ、みぞおちのところでストップしてしまうと「つかえ」という症状が現れます。



 つかえの原因はさまざまです。



 主なものには、胃の気が不足して起こる場合、感情や情緒に影響されて起こる場合、胃に停滞した水が原因となる場合などがあります。



 食べ過ぎによる消化不良でもつかえが起こることがあります。



 また、酸っぱい水がゲップのように上がってくるのは、胃に滞った水の影響です。味のない水が上がってくるときも原因は同じですが、この場合、胃がかなり冷えた状態と考えられます。

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