胃腸病 その1
現代医学による胃腸病の診断と治療病変が起こっている器官を
問診と検査でつきとめピンポイント的に治療する
現代医学では、胃腸病は病変がおこった部位の病気と考え、中医学のように消化器系をトータルにとらえて診断・治療をすることはありません。
むしろ、病変が起こっている部位をつきとめてピンポイント的に治療するという方法がとられています。
診断は、まず病歴を聞くことから始め、痛みの有無(痛みがあればその場所と性質・痛み始めた時期)・食事の内容・悪寒・胸やけ・悪心・嘔吐・大小便の状態、そして重症感の有無などを聞き出します。
潰瘍など問診だけで診断がつくものもありますが、ほとんどの場合は、血液生化学検査、尿検査、検便、腹部のレントゲン撮影、ファイバースコープなどの検査を、必要に応じて行います。