胃腸病 その14
過敏性腸炎は肝と脾の関係を整えて治す
心配ごとや悩みごとで胃痛を感じるのはよくあることですが、中には、試験日の朝になると何度もトイレに行きたくなるなど、精神的なプレッシャーを感じるとすぐ下痢をしてしまう人もいます。
これは、精神や情緒をつかさどる肝と、脾の関係がうまくいっていないために起こる現象です。
こういう場合には、肝と脾を同時に治療する「四逆散」や「逍遥散」がよく合います。
ただし、脾胃がもともと弱い人は、肝の働きが正常なのにもかかわらず、相対的に肝の力が強くなっている場合があります。
こういう人には「建中湯」あるいは「柴芍六子湯」のように、肝と脾の働きを調和させる薬を使って治療します。
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