胃腸病 その3
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療薬は制酸剤と胃粘膜保護剤がメイン
内科を受診する患者さんの場合、もたれるという程度のものは少なく、びらん性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんを患っていることが多いため、医療の現場で用いられる抗潰瘍薬は、制酸剤と胃粘膜保護剤が中心です。
健胃剤が用いられることはありません。
また、ストレス性の胃潰瘍や、情緒の変化にともなって起こる機能異常(過敏性結腸炎)には、安定剤や消化を助ける薬を与える場合があります。
現在では、胃酸を徹底的に抑える薬を利用すれば、大きな潰瘍でもほとんど一~二カ月で治るようになりました。
しかし、新薬には他の臓器に対する配慮がないため、効き目が強い反面、便秘しやすくなったり、投薬を中止すると再発することがあります。
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