top of page
  • 執筆者の写真kampo shinsendo

胃腸病 その5

胃腸病 その5



胃腸のメカニズム――中医学の考え方



生薬配合の胃腸薬も病気に合わなければ効果がない



 胃腸病の原因はさまざまですが、急性の場合には、本人にも原因がわかっていることが少なくありません。



 そのため、ほとんどの人は、よほど症状が激しくない限り、病院には行かずに市販の胃腸薬を服んですませているようです。



 しかし、せっかくの薬も効かなければ、意味がありません。



 最近は、生薬が含まれたドリンク剤や粉薬に人気があるようですが、漢方薬の場合、同じ胃腸病でも原因やからだの状態によって処方が異なるため、一般の「漢方胃腸薬」では治らない場合もあるのです。

最新記事

すべて表示

胃腸病 その1

胃腸病 その1 現代医学による胃腸病の診断と治療病変が起こっている器官を 問診と検査でつきとめピンポイント的に治療する  現代医学では、胃腸病は病変がおこった部位の病気と考え、中医学のように消化器系をトータルにとらえて診断・治療をすることはありません。...

胃腸病 その2

胃腸病 その2 胃腸の機能的な乱れは病気とみなされない  胃腸病の場合、自覚症状が軽いと市販の薬を服んで治す人が多いのですが、顔色が悪くなった・顔につやがなくなった・痩せてきた・微熱が続く・食が細くなったという訴えや、なかなか治らない・便通が悪い・残便感がある・便が細くなっ...

胃腸病 その3

胃腸病 その3 胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療薬は制酸剤と胃粘膜保護剤がメイン  内科を受診する患者さんの場合、もたれるという程度のものは少なく、びらん性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がんを患っていることが多いため、医療の現場で用いられる抗潰瘍薬は、制酸剤と胃粘膜保護剤が中心です。...

Comments


bottom of page