胃腸病 その6
食べ物の受け入れ・利用・排泄のいずれかが滞ると、胃腸病になる
中医学では、胃腸病が起きるメカニズムを次のように考えています。
食べものを受け入れ、利用して、残ったものを排泄するという作用のうち、どこかが滞ると胃腸の症状が現れます。
食べものの受け入れと排出を行うのは胃と腸、利用するのは脾です。
「脾」とは、現代医学的には膵臓・肝臓・胆嚢・小腸をさし、これらが協調することによって、初めて食べものの栄養をうまく吸収することができます。
例えば、タンパク質をアミノ酸に、炭水化物を糖に変えるというように、食べものを消化して微細なものに変化させ吸収する作業(運化)を行うのが、脾の働きなのです。
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