胸の痛みと心臓病
胸の痛みのメカニズム その1
胸の痛みは、主に心臓や肺の病気によって起こる
中医学では、胸の痛みを「胸痺」といいます。
「痺」は、からだの活動に必要な機能や栄養代謝(気・血・津液・精)が停滞したり不足して痛むという意味です。
以前は、心臓や肺の周辺の痛みだけではなく、みぞおちや胃の痛み(胃脘痛)までを胸痺に含めていました。
しかし現在では、胸と胃の痛みをはっきりと分け、からだの活動の中心となる「五臓」のうち「心」あるいは「肺」、現代医学でいえば心臓の冠状動脈の病変によって起こる狭心症や心筋梗塞などの心臓病、あるいは肺の炎症を原因とする痛みを胸痺と考えます。
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