腎の働きと病気 その3
中枢神経や骨をつくる
腎精のもつ成長・発育の働きは、骨格を充実させ、「髄」をつくります。
髄には脊髄と骨髄、脳髄があります。
「脳は髄の集まるところであり、髄は精の通り道である」と言われるように、中枢神経の中心である脳の働きは、腎と密接な関係にあると考えられています。
そのほか歯や瞳、髪の毛、耳などとも関係が深いので、これらに現れる症状は腎に問題があることを表します。
このように、腎は、臓器としては腎臓にあたりますが、泌尿・生殖、内分泌や脳の部分的な機能を持っているのです。
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