top of page
執筆者の写真kampo shinsendo

腎の働きと病気 その3

腎の働きと病気 その3



中枢神経や骨をつくる



 腎精のもつ成長・発育の働きは、骨格を充実させ、「髄」をつくります。



 髄には脊髄と骨髄、脳髄があります。



 「脳は髄の集まるところであり、髄は精の通り道である」と言われるように、中枢神経の中心である脳の働きは、腎と密接な関係にあると考えられています。



 そのほか歯や瞳、髪の毛、耳などとも関係が深いので、これらに現れる症状は腎に問題があることを表します。



 このように、腎は、臓器としては腎臓にあたりますが、泌尿・生殖、内分泌や脳の部分的な機能を持っているのです。

最新記事

すべて表示

腎の働きと病気 その1

「腎」の働きと病気  目のかすみや尿失禁、生殖機能の低下……。このような「老化現象」が、若い人に突然起こることがあります。 中医学では、老化現象や子供の発育不全は「腎」という臓器に問題があるために起こると考えています。 そこで今回は、「腎」の働きと病気の治療法について考えて...

腎の働きと病気 その2

腎の働きと病気 その2 生命エネルギーのもとが蓄えられている  さらに、中医学では、「腎」には「精」を蓄える「蔵精」の働きがあると考えています。  「精」とは、私たちが先天的にもっている生命エネルギーの基本となる物質です。...

腎の働きと病気 その4

腎の働きと病気 その4 水と火がバランスを保ちながら働いている  こうした働きをもつ腎は、水(腎陰)と火(腎陽)からなります。  腎陰は、精を含む水液です。腎陽は腎陰が正常に働くための原動力で、人間が生きていくためになくてはならないものです。...

Comments


bottom of page