腰痛 その11
治療より予防が大切
いわゆる「ぎっくり腰」のように、急に強い痛みが起こった場合、安静にすることが第一です。
そのうえで、痛む場所を冷やします。
さらに、現代医学では、痛み止めの注射や服み薬を使うこともあります。
しかし、これはあくまでも対症療法にすぎず、長期にわたって投薬を続けることはありません。
むしろ、生活習慣を改善して、再発を防ぐことに重点がおかれます。
例えば、太りすぎの人は腰に負担をかけるため、脂肪分の多い食べ物はなるべく避け、体重を調整することが大切です。
また、たばこを吸うと、血管が収縮して筋肉の血のめぐりが悪くなるので、腰の筋肉にも悪い影響がおよびます。
ストレスの多い生活も、太りすぎなど、からだのバランスをくずす原因になりますので、改善することがたいせつです。
また、腰痛というと、毎日のようにけん引治療を受ける人がいますが、歪んでしまった背骨のカーブは、引っ張っても元には戻りません。
腰痛を治すには、やはり、ふだんから筋肉を鍛えておくことが一番の早道なのです。
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