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  • 執筆者の写真kampo shinsendo

腰痛 その18

腰痛 その18



 一方、内因によって起こる腰痛は長びくことが多く、腎の機能が回復しないかぎり、くり返しおこります。



 急性の腰痛も、慢性の腰痛と同じように、腎に根本的な問題があるために起こります。



 しかし、表面に現れるのは、水液や血液の滞り、つまり脾や肝の機能失調によって起こる症状です。



 したがって、脾や肝を治療する方が効果的です。



 しかも、即効性を考えると、針灸が最良です。



 このように、急性期・増激期には脾や肝を治療し、慢性期・安定期には腎を補いながら、生活習慣を改善するのが、治療の基本的な考え方です。

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