腰痛 その19
体内に余った水があると腰が重く痛む
腰痛の原因がどの臓器にあるかを診断するには、まず、痛みの性質を見極めることが大切です。
具体的には、①重い、②冷たい、③熱い、④重だるいなどがあります。
「腰が重い」という症状は多湿の状態でよく起こります。
腎や脾の機能が低下して、飲食物がうまく消化・吸収できず、「余った水」が生まれて体内に滞っているために起こります。
からだを温める力が十分にあれば、腎の熱量によって水分を蒸化して役立てるために、余った水が生まれることがありません。
ところが、冷たいものを飲み過ぎたり、湿度の高い環境に長時間いると、水分代謝が乱れます。
そのうえに腎の熱量代謝の低下が重なると、手足がいつも冷たく、からだが冷えたり寒い日に腰痛が起こりやすくなります。
顔色は青白く、食欲不振、下痢、舌苔が白くベタッとするなどの症状が特徴です。
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