腰痛 その5
- kampo shinsendo
- 2024年9月28日
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【慢性の腰痛】その2
【寒湿】
寒湿の邪が腰部に停滞した状態であり、基本的には腎虚が存在していると考えられます。
湿気が多く冷たい環境で働く人〈魚屋・八百屋・飲食業・魚師・水中作業者など〉にみられます。
症状は、腰の冷えや痛みが持続し、下肢のむくみや冷え・からだが重だるい・濡れた舌苔・脈が沈などをともないますが、食欲・排尿・元気などは通常と変わりません。
治法は、からだを温めると同時に湿気を尿として除く《散寒除湿》を行います。
処方は、苓姜朮甘湯・桂枝加苓朮附湯など。