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腰痛 その6

執筆者の写真: kampo shinsendokampo shinsendo

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【慢性の腰痛】その3



【肝鬱気滞】



精神的ストレスや緊張などで肝気の流れが鬱滞し、疎泄が失調して肝と相互に滋養しあう関係にある腎にまで影響がおよび、肝と腎の経絡が阻害されて腰痛が発生する病態です。



この病態が続くと容易に血瘀へと移行します。



症状は、腰から脇肋部におよぶ疼痛が反復して生じ、緊張やストレスによって誘発されたり増強し、肝気が昇発しはじめる夜明け頃に疼痛が強く、いらいら・怒りっぽい・腹満などをともないます。



治法は、肝気を疎通させ気血の流れをスムーズにすることにより痛みを止める《疎肝行気・止痛》を行います。



処方は、柴胡疎肝散・四逆散など。

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