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執筆者の写真kampo shinsendo

身近な病気 下痢 その8

下痢の治療法 その5



反復性・慢性の下痢 その2



高齢者や冷え性の人の下痢



高齢者や冷え性の人に多いのは、食べ物を消化・吸収するエネルギーが不足して起こる下痢です。



この場合、おなかが冷えて痛む、未消化な便が出る、手足が冷える、むくみやすい、などの症状が現れます。



このタイプの人は、脾胃を温める「人参湯」をふだんから服んでおくとよいでしょう。



冷えによる腹痛があるようなら「大建中湯」、下半身や手足まで冷えるようなら「附子理中湯」を用います。



高齢者の場合、下痢をすることによってエネルギーが消耗され、脾と腎の両方の機能が低下してしまうことがあります。



この場合は「人参湯」「真武湯」を合わせて腎陽を補いながら、脾胃の機能を高めます。

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