身近な病気 下痢 その4kampo shinsendo2024年9月28日下痢の治療法急性の下痢 その1冷たい飲食物の取りすぎなどで起こる下痢など生ものや冷菓を食べ過ぎたり、冷たいものを飲みすぎたときに起こりやすいのが、寒湿の邪による下痢です。湿度の高い日本では、非常によくみられる病態です。水様便に加え、吐き気、手足や全身が重くだるい、頭がすっきりしない、むくむ、寒気がする、といった症状が現れます。この場合は、寒湿を除きながら、脾の機能を正常に戻す「藿香正気散」で治療します。冷えの症状があまりない場合は、脾の湿を取り除く「平胃散」がよく効きます。
下痢の治療法急性の下痢 その1冷たい飲食物の取りすぎなどで起こる下痢など生ものや冷菓を食べ過ぎたり、冷たいものを飲みすぎたときに起こりやすいのが、寒湿の邪による下痢です。湿度の高い日本では、非常によくみられる病態です。水様便に加え、吐き気、手足や全身が重くだるい、頭がすっきりしない、むくむ、寒気がする、といった症状が現れます。この場合は、寒湿を除きながら、脾の機能を正常に戻す「藿香正気散」で治療します。冷えの症状があまりない場合は、脾の湿を取り除く「平胃散」がよく効きます。
身近な病気 下痢 その1夏場になると、誰もが一度は経験する 『下痢』 について、今回から数回に分けて考えて見ましょう。 急性の下痢は、誰もが経験する身近な症状です。 中医学では、便の状態や付随すえう症状から、原因をつきとめて治療します。 胃腸の弱い人に多い慢性の下痢や、ストレスがからむ過敏性腸症候...
身近な病気 下痢 その2下痢の原因とメカニズム 正常な排便は、主に脾と胃の協調運動によっておこなわれています。 飲食物は、まず胃で簡単に消化されたのちに脾に送られます。 脾には、飲食物を消化して、からだに必要な栄養素を吸収し、肺に送る働きがあります。からだに不必要なものを小腸や大腸に送るのは、胃の...
身近な病気 下痢 その3もうひとつ、 胃と脾の働き には次のような違いがあります。 胃 が正常に働くためには、適度な潤いが必要ですが、 脾 は逆に湿気を嫌います。 そのため、水分の取りすぎなどで、 脾 に余分な湿気がたまってしまうと、機能が低下し、下痢をしやすくなります。 また、 脾...