top of page
  • 執筆者の写真kampo shinsendo

頭痛 その4

頭痛 その4



【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】



高血圧症や更年期障害にともなう頭痛は、複雑なメカニズムで起こる



 精が血に変化し、血が精から生まれ、人が精をたくわえるように、肝と腎は密接な関係にあります。



 このため、この状態が続くと、肝で生まれた熱が腎精を傷つけ「肝腎陰虚」が起こります。



 このとき、おさえの効かなくなった肝の機能が亢進し、必要以上に上昇するので、頭の活動が乱され頭痛が起こります。



 中年以降、高血圧症や更年期障害のときによく起こる頭痛です。



 この頭痛は、しばしば頭の左側に起こります。


最新記事

すべて表示

頭痛 その1

頭痛 その1 【中医学からみた頭痛】 頭痛は、急性と反復性・慢性に大きく分けられる 中医学では、頭痛を急性のものと、慢性・反復性のものに大きく分けて考えます。 急性の頭痛の原因となるのは、かぜや感染症、精神的なストレスによる過度の興奮のほか、外傷や腫瘍、血管障害といった、頭...

頭痛 その2

頭痛 その2 【中医学からみた頭痛】 内臓の機能が失われると頭痛がくり返したり慢性化する  急性期にしっかり治すことができなかったり、そのほかのからだの異常が原因となって、からだの活動の中心である五臓(肝・心・脾・肺・腎)のいずれかが傷つけられると、頭痛がくり返し起こったり...

頭痛 その3

頭痛 その3 【からだのおとろえに病因物質がつけ込んで起こる頭痛】 高血圧症や更年期障害にともなって起こる頭痛の下地は、長い時間をかけてつくられる  基本物質の流れや精神情緒・消化吸収機能の調節、筋膜や腱に滋養とうるおいをあたえるといった、全身の活動をコントロールする自律神...

Comments


bottom of page