風邪にともなうノドの痛み その2
かぜの薬と抗生物質を使い分けることが大切
ウイルス性と細菌性の違いは、「抗生物質が必要かどうか」の判断基準でもあります。
かぜと診断した場合には、症状を楽にするための対症療法を行いますが、細菌が原因になっているときは抗生物質を使うことになるからです。
抗生物質は、細菌を殺す働きによって、からだの抵抗力をバックアップします。
細菌性の病気には威力を発揮しますが、ウイルスや弱い細菌に対して用いると、役に立たないばかりか、副作用を起こす可能性さえあります。
かぜ薬は、すべて対症療法 のどの痛みがあっても、症状の軽いかぜの場合には、病院に行かずに市販薬を服んで治す人がほとんどでしょう。
よく服用されている総合感冒薬には、かぜのあらゆる症状を抑える成分が入っています。
そのため、「のどは痛むが、咳は出ない」場合でも、少量とはいえ、咳止め薬を服むことになります。
病院では、症状に対して薬を絞ることはできますが、病気の原因を根本から取り去るものではなく、対症療法であるという点では市販薬と同じです。
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