風邪にともなうノドの痛み その5
肺の働きを鈍らせる「寒冷」「熱」「湿」「乾燥」
肺の機能が停滞するときは、温度(寒冷・熱)や湿度(湿・乾燥)が影響しています。
このうち、最ものどの痛みを起こしやすいのは熱です。
湿や乾燥をともなう場合もありますが、熱がかかわっていなければ、のどの痛みが激しくなることはありません。
からだの防衛力が不足しているときに、外界にある寒冷・熱・湿・乾燥が体内に入り込むと、かぜをひきます。
空気が乾燥する秋に声がかれたり、湿度の高い夏に下痢をともなったかぜをひきやすいのは、温度や湿度の影響を受けているためです。
しかし、外因によるかぜなら、いくらのどの痛みが激しくても、ほかの症状とともに一週間ほどで治ります。
問題は、からだの働きの乱れによって、寒冷・熱・湿・乾燥のいずれかが体内で発生し、それが原因で症状が起きているときです。
この場合、ほかの症状がとれても、のどの痛みだけが残ってしまうことがあります。
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