風邪にともなうノドの痛み その9
消化吸収の能力が落ちるとからだに不要な物質がたまる
食生活などの影響で、栄養物がうまく吸収されなくなると、からだに必要な水分が足りなくなって、乾いたり、体内に熱が生まれます。
そして、その熱が肺に滞ると、のどが痛むことになるのです。
また、こういう状態の人は、からだの水分が足りなくなると同時に、吸収しきれない栄養水が体内に余ってしまうことになります。
この余った水は、体温によって煮詰められたり乾燥したりして、からだに不要な物質である「痰」に変化してしまいます。
痰が肺に停滞すると、栄養水をうまく全身に行き渡らせることができなくなって、ほかの臓腑の機能も停滞します。
これがまた新たな痰を作り出すというように、体内に悪循環ができてしまいます。
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