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執筆者の写真kampo shinsendo

風邪をひいたら その2

【のどの痛み・発熱がある「赤い風邪」に】



熱が高く、のどが真っ赤に腫れて、物を飲み込むとひどく痛む時には、熱症状が強い風邪と考えて、熱をさましながら発汗させる「銀翹散」や「天津感冒片」などを用います。


このタイプは、ひと汗かくとらくになりますが、そのあと発汗が止まらなくなると、「衛気」の働きが弱くなり、二次感染を起こしたり、風邪を長引かせる原因になることもありますので注意が必要です。



バリア力をアップさせる「衛益顆粒」や「補中益気湯」などと組み合わせると、リスクを低下させることができます。



【天津感冒片】



「金銀花」「連翹(れんぎょう)」「薄荷(はっか)」など、熱をさましながら発汗させる生薬を組み合わせた風邪薬です。



熱症状が主で、寒気はあっても少しだけ、のどの渇きやや頭痛などを伴う風邪にピッタリです。



インフルエンザの初期にもおすすめです。



葛根湯と同様、ひと汗かいたら服用を中止します。

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