食欲不振 その12
ふだんから消化器が弱い人の冷えをともなう食欲不振は
温めながら冷えを除く その1
もともと脾胃が弱いと、体内が冷えやすく、有害な水分である寒湿が慢性的に生まれます。
このような人が飲食の不摂生をしたり、疲労をためると、食欲がなくなって食べられなくなり、胃が張って重苦しい・口が粘る・頭が重い・からだが重い・軟便あるいは下痢・舌に白くべっとりした苔がつく・軟らかく細い脈をふれるなどの症状があらわれます。
このような脾胃虚寒の食欲不振は、脾胃のはたらきを補いながら寒湿を除く「胃苓湯」や「平胃散」「療方調流」で治療します。
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