食欲不振 その5
からだが重だるく熱っぽい時はたまった熱や水分をとり除く
味の濃いもの・甘いもの・辛いもの・脂っこいものなどにかたよった食習慣や感染症が原因で、体内で生まれた熱と、有害な水分である湿が結びつき、脾胃のはたらきを妨げると、食欲不振がおこります。
このような「湿熱内蘊」の食欲不振では、頭が重い・手足が重だるい・皮膚が黄色い・胃がつかえて苦しい・吐き気・嘔吐・油のにおいで気分が悪い・むかつき・のどの渇き・口が苦い・下痢・尿の色が濃く出にくい・舌が紅く黄色くべっとりとした苔がつくなどの症状をともないます。
治療は、熱を冷まし湿を除く「半夏瀉心湯」や「茵蔯蒿湯」「茵蔯五苓散」で行います。
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