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執筆者の写真kampo shinsendo

腰痛体操

『腰痛』は誰でも一回は経験したことがあるありふれた症状ですが、原因には季節の影響・体質・生活環境・食生活の偏り・運動不足など色々あります。



根本治療には、よくその方の症状や生活などをお聞きしてその方の合った漢方薬なりアドバイスをさせていただきますが、今回は誰にでも簡単に出来る『腰痛緩和体操』を紹介します。



まず体の歪みを直すには、苦しいほうや痛いほうに動かすのではなく、楽なほうや気持ちの良い方向に動かせばよい、というのが橋本敬三先生の提唱する体操の原理です。



背中や腰、膝の重い、痛いといった人は、つぎのうつぶせで膝を上げる運動をやってみてください。



①うつぶせに寝て頭のほうに手をあげて楽に寝る。



②片方ずつ膝頭を脇に近づけるように上げてみる。この時、足を上げる側に顔を向けておくとやりやすい。



③軽く上がるところまで、右・左、どちらが上げやすいか比べてみる。



④上げやすいほうが分かれば、その側だけ、息を吐きながら気持ちよく上がるところまで上げて息を止め、五つ数えて腰から脱力する気持ちでストンと力を抜くーそして呼吸をととのえる。



⑤やりにくいほうはやらないで、やりやすいほうだけ三回~五回ほどくり返す。



⑥左右の動きが平均すれば、それでいい。そろわない人は、一時間以上たってからまたチャレンジしてみる。



腰の痛い時など、この姿勢で、腰が一番痛くないところで止め、そのまま動かないで五分ぐらい静かにしているだけでかなり楽になります。



是非お試しください。

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